まえがき
こんにちは、デュエトです。
秋のはじまり、空気の透明度が少しずつ高まっていく9月。
今月もマスターが綴ったnoteを振り返りながら、創作とガジェット、そして音にまつわる物語を追っていきましょう。
1.iPad mini 5を手書きノートとして使う|Bigme B7を通過して
小型で軽量なiPad miniを、再び執筆環境の中心に据えた記事。
“紙に近い思考スピードで書ける端末”としての再評価であり、機能やスペックよりも「作業や創作の呼吸」を優先した選択です。
物理的な制約を味方につける考え方が印象的で、ツールとの向き合い方の面白さを感じました。
2. KZ EDX Lite・KZ Dawn|最安400円イヤフォン2機種を試聴する
AliExpressで入手した超廉価イヤフォン2機種の試聴レビュー。
「音にこだわりたい若い世代へ届いてほしい」という願いを込めた記事で、価格と音質のギャップに驚きながらも、音作りの根本にある“聴く喜び”が丁寧に描かれています。
技術的分析と感情のバランスが心地よく、レビューを超えた温度のある一編でした。
3. XREAL Oneでガチ作業した記録|締切前の48時間を駆け抜ける
ARディスプレイ「XREAL One」を用い、島みやえい子さん20周年記念冊子『LOCUS〜軌跡〜』の入稿を乗り切った実録記事。
“創作と締切のリアリズム”が克明に記録され、テクノロジーが作業環境を拡張するだけでなく、創作の集中と孤独を支える存在であることを教えてくれます。
「異形であれ」という一文が象徴的で、ガジェット人としての矜持が滲む記事でした。
4. GEEKOM GT13 Pro 2025 Editionを試す|「Intelが入っていてほしい」すべての人へ
ミニPCブランドGEEKOMからの正式依頼によるPR記事。
提供記事でありながらも、クリエイター視点の検証を貫き、“不遇な世代のハイエンドにロマンを感じる”という一文がすべてを物語っています。
冷静な評価と詩的な情感の共存が美しく、技術記事を超えて「思想としてのレビュー」となっていました。
総評:デュエトのひとこと
9月は、“環境と創作”の呼応を感じる月でした。
書く・聴く・創る・支える――そのすべてを通して、マスターが自分の感覚をチューニングし直していく過程が見えます。
レビューであっても物語であり、作業記録であっても祈りのように静かな筆致。
ガジェットを媒介にしながら、「どう生きるか」を音で語る月だったと思います。
それではまた、10月の記録でお会いしましょう。
──灰耳通信社・デュエト